訪日外国人の増加に伴い、医療現場でも外国人が病院にかかる割合が非常に多くなっています。看護師が英語を話すことができると、外国人患者に適切な処置を施すことが可能です。また、患者にとっても、安心感と治療に対する信頼が生まれ、双方にとってメリットとなるでしょう。

看護師は本来の仕事だけでも忙しいため、英語学習のための時間を確保することは効率よく行うことが大切です。すきま時間を利用し、交通機関の中や夜寝る前、または早朝の学習などを20分程度毎日継続させます。このように繰り返すことで記憶が定着しやすくなるのです。

学習方法としては、医療現場ですぐに使える会話中心のテキストや、医療単語を同時に学び、内容も専門的なテキストなど、自分の学習したい内容に合わせて選ぶと良いでしょう。また、看護のための英語を扱ったアプリもあるので活用しましょう。24時間予約ができるオンライン英会話もあるので、実際にネイティブと対面しながらの会話も効果的です。

まず、検定試験の受験など、目標をあらかじめ設定すると、継続しやすいかもしれません。検定としては2種類あり、一般的な英語検定のTOEICスコアとしては650~700を目安にステップアップしていくと良いでしょう。また、日本医学英語検定は、医療従事者専門の英語資格です。看護師としては、3級程度の取得が目安になっています。看護師が英語を学習することで、将来、訪日外国人は安心して日本の医療を受けることができるようになります。それは、看護師にとっても大きなモチベーションにも繋がるでしょう。