訪日外国人の増加に伴い医療現場でも、拠点的医療機関では、およそ9割近くが外国人の受け入れを行ったと報告がありました。そのような現状から、英語ができる看護師の需要も年々増加していると言えます。

医療現場では、まだまだ英語ができるスタッフが少ない状況であり、英語スキルの習得は、看護師にとって有益であると言っていいでしょう。英語のできる看護師が働く場所として、外国人患者を受け入れている医療機関や、英語対応が可能な病院などがあり、外国人の診療時における医師のサポートや外国人が入院する場合に手続きや、説明事項を円滑に進めるためにも大変重宝されることが考えられます。

また、病院以外でもインターナショナルスクールで看護師として働くことが可能です。更に、企業等の産業保健師や産業看護師として働くこともできます。その場合、大企業では外国人が働いているケースが多いので、英語を活用することができるでしょう。

英語をスキルを看護師の現場で活かす場合に、必要な英語力はおよそTOEIC 650点から700点以上とされています。レベルとしては、TOEIC 700点が、英文で書類が作成可能、電話でコミュニケーションが取れるレベルと考えると良いでしょう。また、オンライン英会話などをうまく活用して、スピーキング力を鍛えることも方法の一つです。看護師が通常のスキルに加えて英語が話せると更に就職や転職で有利に働く可能性が高いので、将来性は高く、目指すに値するスキルの一つです。